東洋大学[前編]
学長 矢口 悦子
「哲学する」建学の精神、今も息づく
創立者である井上円了の建学の精神を現代に引き継ぎ、最先端の科学教育、哲学・教養教育、学生スポーツと多方面において唯一無二の存在感を示す東洋大学。東京・埼玉の4つのキャンパスに、14学部、大学院15研究科、16の研究センターと附置研究所をもち、多様性と知の総合性・融合を目指す。コロナ禍の只中に学長に就任し、さまざまな実績を残してきた矢口悦子学長の類まれなリーダーシップの実像に迫ります。[前編]
東洋大学[後編]
学長 矢口 悦子
リアリズムに根差しつつも「大学の理想」を求め続ける
東洋大学 矢口悦子学長インタビュー[後編]
矢口悦子学長は、コロナ禍の2020年に学長に就任、TOYO SPORTS CENTERの創設など、スポーツマネジメント体制の確立に実績を残し、学部学科の垣根を超えた総合知教育、人生100年時代に応える大学のリカレント教育にも力を入れてきた。そこにある基本姿勢は、学生を中心に考える、真の意味での学生本位の大学の在り方だ。リアリズムに根差しながらも、あくまで大学のアイディアリズムを追求している。
甲南大学[前編]
学長 中井 伊都子
ミディアムサイズ総合大学ならではの環境下で、「人物教育」を推進する姿勢を堅持しつつ、現代的なニーズに合わせた先端的取組みも行なっている甲南大学。その伝統と革新性を併せ持つ大学のリーダーとして、2期目の任期を迎えられた中井伊都子学長。甲南大学の教員として四半世紀、学生たちの成長をずっとそばで見守ってこられた中井学長に、甲南大学が大切に守ってきた大学としての姿と、さらなる発展に向けた新たな取組みについてお話をうかがいました。
甲南大学[後編]
学長 中井 伊都子
「自分のことを振り返ってみても、18歳で自分の将来を決め切って大学に入学してくる学生はなかなかいないものです」そう語るのは甲南大学の中井学長。だからこそ甲南大学には、学生たちの成長を促す彩り豊かな仕掛けがたくさんあるという。また、岡本の地に100年以上立地する大学としての地域に対する思い、大学の新たな可能性への期待、そして学生たちへの願い……学長として、また一人の教員として、あたたかく力強いメッセージをいただきました。
佐賀女子短期大学[前編]
学長 今村 正治
立命館大学卒、立命館大学の職員として40年にわたり学園の裏方を仕切り、APU(立命館アジア太平洋大学)の副学長として、民間企業出身の出口治明学長(元ライフネット生命社長)選出などにもかかわった今村正治氏。今度は、自身が学長になり、大学のTOPとして様々な改革、企画をリードしています。全国的にも異例と言われる「大学職員出身」の学長、今村正治氏はなぜ、さまざまなプロジェクトを成功に導くことができたのか。そして、これから、どこへ向かおうとしているのか。佐賀県で3つ目の「4年制大学」に向けて、全力疾走する学園を率いる今村学長の、その魅力とバイタリティーの秘密に迫ります。
佐賀女子短期大学[後編]
学長 今村 正治
立命館大学の職員から佐賀女子短期大学の学長に就任した今村正治氏。全国的にも異例と言われる「大学職員出身」の学長は、立命館退職後、糸井重里氏の「ほぼ日」や、自身で設立した会社経営を経て、現在、佐賀県で3つ目の4年制大学設置に向けて動いています。しかし、今村学長は、4年制大学設置後も、短大は存置する予定だと述べます。それは、短期大学の重要な存在意義があるからだと。単なる大学の生き残りを超えた、地域創生にかけた熱い思いがそこにはありました。
名古屋外国語大学
[前編]
学長 亀山 郁夫
専門のロシア文学・芸術の分野を超えて、文化・文明、教養にわたる考察と情報発信を行なっている亀山郁夫名古屋外国語大学学長。グローバル化と分断化(二極化)が同時に進展する、先の見えない時代において、大学教育と教養はどう変化していくのか。そして、外国語大学の役割はどうあるべきか。自由闊達に語っていただきました。
名古屋外国語大学
[後編]
学長 亀山 郁夫
名古屋外大・亀山学長へのインタビュー。前編では外国語教育の意義、英語化とグローバリズムと日本の将来について自由闊達なトークをしていただきました。後編では、人生100年時代と言われる昨今、私たち一人ひとりはどう生きればよいのか、母語による学びはなぜ大切なのか、そして大学教育はどうあるべきかについて、大いに語っていただきます。
国際紛争、大規模災害、少子高齢化など、厳しい状況の中で新しい道を拓くための人材育成・社会貢献に資する大学への期待は大きい。真摯に改革に取り組む大学トップの声を紹介する。