大学に進学しても、野球やサッカー、ラグビー、テニスを続けたい。もちろん、学業との両立を図りながら。できれば、スポーツに関わるその先も見据えたい。
今までやってきたスポーツを大学進学後も継続し、できればスポーツを活かした進路に就きたいと考える高校生も多い。そのような「スポーツ学生」のニーズに応えるWebサイトが、1月9日、リニューアル・オープンした。
その名も“Athlearn(アスラーン) High School”というサイトで、スポーツ関連学部・学科の情報だけでなく、どんな強化指定クラブがあるかなど、学部・学科名称だけではわからない情報も掲載され、検索も可能だ。リンクから、大学公式ホームページ、強化指定クラブのページ、就職実績ページへ直接ジャンプし、効率的に進路を調べることができる。掲載大学数は、日本全国392大学に及ぶ。
大学でできる「スポーツ」を基準に進路を選択するというと、「大学は“研究”する場所ではないか?」という批判も聞こえてきそうだが、このサイトでは、あくまでもスポーツそのものを学びの一種としてとらえている。スポーツに関連する学問分野についての情報を、「スポーツ×法学」「スポーツ×心理学」という形で調べることが可能だ。スポーツとそれに関連する学びがどのようなものなのかを、進学先を探しながら知ることができ、大学進学後の「ミスマッチ」も避けられる。
また、スポーツ学生の将来のロールモデルになる「先輩たち」のストーリーも読むことができる。運動選手だけでない「スポーツ関連職」に就いている先輩たちのインタビュー記事を読めば、必ずしもプロスポーツ選手や保健体育科の教員になるとは限らない学生の進路について、現実的なビジョンを持てるようになるだろう。
サイト名称である“Athlearn”の名付け親、サイト運営会社KEIアドバンスの森岡優季子氏によれば、athlearn:アスラーンは「アスリートathlete」の「学びlearn」を意味すると同時に、「明日」への「学び」の意味も掛けているという。